即戦力の補強資金捻出で…中日は今オフも“大寒波”襲来確実

公開日: 更新日:

 中日内では、「またガクッと下がっちゃうんでしょうね」といった戦々恐々の声があがっている。「十分にありうるね」というのは、中日OBだ。

「中日はCS進出どころか、昨年の4位キープも危うい。最下位のヤクルトの姿も見えてきた。昨年の契約更改で落合GMは『信賞必罰』で約8億円の年俸をカットしたが、最下位ともなれば、昨年と同程度、いやそれ以上の年俸ダウンになっても不思議じゃない」

 加えて今オフは、補強資金も必要。ドラフトでは即戦力を中心とした大学、社会人指名が中心となれば、高校生よりも多くの契約金がいる。

 そして最大のポイントとなるのが、国内FA権を取得した山井大介(36)の残留資金。チーム最多の11勝を挙げるエース右腕について西山球団代表は、「当然、必要な戦力。しかるべき時期に(落合GMが)きちんと話をする」と、残留を要請する方針だ。

■昇給選手も小幅増がせいぜい

 ただ、山井の今季年俸は8000万円とお手頃。昨年の中田賢一と同様、FA宣言後の残留を認めれば、巨人阪神など複数球団が獲得に名乗りを上げるとみられている。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」