記録破られた奥寺康彦氏 マインツ岡崎慎司好調の理由を語る

公開日: 更新日:

 結果を残せば、チームメートも信頼して岡崎にラストパスを出す。前線で積極的に動き回りながら、どんなパスにも頭から突っ込んでいく岡崎のプレースタイルを理解してくれたことが大きい。 これが昨季のマインツのクラブタイ記録となる15得点に結びついた。

■昨季のクラブ記録15得点も更新できる

 ボク自身も、古河電工からケルンに移籍したばかりの頃は、なかなかボールが回ってこなくて苦労したけど、リーガ終盤にゴールを決めてブンデスリーガとカップ戦の2冠に貢献できた。チームメートからの信頼度が増した2季目は、格段にプレーしやすくなったことを鮮明に覚えている。

 彼のストロングポイントは、まずは「点の取れるエリアのにおいを嗅ぎ分け、飛び込むタイミングが分かっている」ことだ。「もっと点を取りたい」という向上心にあふれ、サッカーに真面目に取り組んでいる。今の調子を維持すれば、昨季のクラブ記録15得点も更新できると信じている。

 ドルトムントに復帰してすぐにゴールを決めた香川真司(25)も、移籍の決断は大正解だった。あのままマンUにいても、試合に出られるチャンスはほとんどなかったでしょう。住み慣れたドイツには、香川を理解してくれるクロップ監督がいるのも大きい。選手というのは、やはり試合に出ていないと不安に感じるものだし、ブラジルW杯でも迷いながらプレーしていた印象がある。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ヤクルトのドラフトは12球団ワースト…「余裕のなさ」ゆえに冒険せず、好素材を逃した気がする

  2. 2

    「汽車を待つ君の横で時計を気にした駅」は一体どこなのか?

  3. 3

    ソフトバンクは「一番得をした」…佐々木麟太郎の“損失見込み”を上回る好選定

  4. 4

    コメ増産から2カ月で一転、高市内閣の新農相が減産へ180度方針転換…生産者は大混乱

  5. 5

    オリックスまさかのドラフト戦略 「凶作」の高校生総ざらいで"急がば回れ"

  1. 6

    ヤクルト2位 モイセエフ・ニキータ 《生きていくために日本に来ました》父が明かす壮絶半生

  2. 7

    オリ1位・麦谷祐介 暴力被害で高校転校も家族が支えた艱難辛苦 《もう無理》とSOSが来て…

  3. 8

    “代役”白石聖が窮地を救うか? 期待しかないNHK大河ドラマ『豊臣兄弟』に思わぬ落とし穴

  4. 9

    福山雅治は"フジ不適切会合参加"報道でも紅白で白組大トリの可能性も十分…出場を容認するNHKの思惑

  5. 10

    バスタオル一枚の星野監督は鬼の形相でダッシュ、そのまま俺は飛び蹴りを食らった