ヤ軍GM留任 暗雲漂うマー君の「前途」とイチローの「去就」

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 それもこれもキャッシュマンGMの意向が強く反映されたものだ。

 同GMは昨シーズン中から、イチローのトレードを画策。今季中、ハッキングによってアストロズとの商談メールが明らかになり、はからずもイチローが放出要員であることが露見した。2年13億円の年俸がネックになって商談はまとまらなかったとはいえ、だからといって再契約では、いったん「戦力外」の烙印を押した自分の眼力が問われることになる。

 チームが2年連続でプレーオフ進出を逃したのは実に21年ぶり。球団内部には同GMの能力を疑問視する声もあるだけに、ようやく留任を勝ち取ったキャッシュマンGMが自分の非を認めるようなことをするはずがない。ジラルディ監督が言うように、たとえ今季の成績が振るわなくても、あくまで来季の外野手は自分が大枚をはたいて獲得したり再契約を結んだりした3人なのだ。

 田中やイチローは運がないとしか言いようがない。

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