「ドラ1位指名」9球団 早大・有原が抱える2つの“不安材料”

公開日: 更新日:

 フィジカルに関しては、右肘だ。3年秋、4年春とエースとして活躍しながら、今年の夏合宿で右肘痛になった。

 18日の立大戦に先発して149キロをマークしたものの、6回7安打4失点。先発は5月31日の慶大戦以来。ドラフトに向けた最後のデモンストレーションである秋のリーグ戦はわずか2試合、9イニングの登板にとどまっている。在京球団のスカウトがクビをひねりながらこう言う。

「右肘痛の影響で、ここ2、3カ月はほとんど全力で投げていない。右肘をかばっていて、力を入れるのは走者を出してピンチを迎えたときくらい。一球一球の質は速球、変化球とも高いけれど、精度は低いと言わざるを得ない」

 肘の炎症は有原にとっていわば持病で、広陵高時代から悩まされているとか。炎症が出た時は以前から大阪にある、かかりつけの病院で治療しているという。今回は比較的軽い炎症らしいが、肘に爆弾を抱えているのは大きな不安材料になる。

■態度が問題視された日本代表合宿

 精神面で問題なのは性格だ。プロ経験のある年配の早大OBはこう嘆いているという。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    N党・立花孝志氏に迫る「自己破産」…元兵庫県議への名誉毀損容疑で逮捕送検、巨額の借金で深刻金欠

  2. 2

    高市内閣は早期解散を封印? 高支持率でも“自民離れ”が止まらない!葛飾区議選で7人落選の大打撃

  3. 3

    箱根駅伝は「勝者のノウハウ」のある我々が勝つ!出雲の7位から良い流れが作れています

  4. 4

    女子プロレス転向フワちゃんいきなり正念場か…関係者が懸念するタレント時代からの“負の行状”

  5. 5

    高市首相「午前3時出勤」は日米“大はしゃぎ”会談の自業自得…維新吉村代表「野党の質問通告遅い」はフェイク

  1. 6

    歪んだ「NHK愛」を育んだ生い立ち…天下のNHKに就職→自慢のキャリア強制終了で逆恨み

  2. 7

    我が専大松戸は来春センバツへ…「入念な準備」が結果的に“横浜撃破”に繋がった

  3. 8

    学歴詐称問題の伊東市長より“東洋大生らしい”フワちゃんの意外な一面…ちゃんと卒業、3カ国語ペラペラ

  4. 9

    村上宗隆、岡本和真、今井達也のお値段は?米スカウト&専門家が下すガチ評価

  5. 10

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方