「ドラ1位指名」9球団 早大・有原が抱える2つの“不安材料”

公開日: 更新日:

「有原の投手としての才能は、自分よりも5倍も10倍もあると思うが、僕らの時代と比べたらその5分の1、10分の1も練習していないのではないか」

 要するに絶対的な練習量が足りないということだ。別のOBは「有原だけじゃない。近年の早大野球部の練習は緩い。優秀な選手に対しては、いきおい過保護になり、その結果、斎藤佑樹日本ハム)も大石達也(西武)もプロで伸び悩んでいる」と話す。しかも有原は、チョウよ花よとチヤホヤされ、甘やかされた揚げ句に勘違いしているというのだ。

「ある試合で有原は、マウンドに交代を告げにきた岡村監督を追い払うようなしぐさを見せたことがある。アドバイスをしても右から左というような態度を取る、との印象を受けているOB、関係者がいるのも事実。テングになっているというか、野球に取り組む姿勢自体がなっていない。大学日本代表合宿に参加しながらメンバーから外れたのも態度や性格を問題視されたからだという声もあります」(別の在京球団スカウト)

■リスクを承知で1位指名


 プロで実力を発揮できない可能性があるにもかかわらず、断然の1番人気はなぜか。「有原とそれ以外の選手の実力差があり過ぎるのですよ」と、冒頭の編成担当者がこう続ける。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    「おまえになんか、値がつかないよ」編成本部長の捨て台詞でFA宣言を決意した

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  3. 3

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  4. 4

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  5. 5

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  1. 6

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  2. 7

    査定担当から浴びせられた辛辣な低評価の数々…球団はオレを必要としているのかと疑念を抱くようになった

  3. 8

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  4. 9

    侍Jと大谷翔平がWBCで直面するMLBからの嫌がらせ…過去何度も味わった手段選ばぬヤリ口に要警戒

  5. 10

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース「佐々木朗希放出」に現実味…2年連続サイ・ヤング賞左腕スクーバル獲得のトレード要員へ

  2. 2

    国分太一問題で日テレの「城島&松岡に謝罪」に関係者が抱いた“違和感”

  3. 3

    ギャラから解析する“TOKIOの絆” 国分太一コンプラ違反疑惑に松岡昌宏も城島茂も「共闘」

  4. 4

    片山さつき財務相の居直り開催を逆手に…高市首相「大臣規範」見直しで“パーティー解禁”の支離滅裂

  5. 5

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  1. 6

    小林薫&玉置浩二による唯一無二のハーモニー

  2. 7

    森田望智は苦節15年の苦労人 “ワキ毛の女王”経てブレーク…アラサーで「朝ドラ女優」抜擢のワケ

  3. 8

    臨時国会きょう閉会…維新「改革のセンターピン」定数削減頓挫、連立の“絶対条件”総崩れで手柄ゼロ

  4. 9

    阪神・佐藤輝明をドジャースが「囲い込み」か…山本由伸や朗希と関係深い広告代理店の影も見え隠れ

  5. 10

    阪神・才木浩人が今オフメジャー行きに球団「NO」で…佐藤輝明の来オフ米挑戦に大きな暗雲