2年連続100勝超え 北村宏司騎手に聞いた“飛躍の転機”

公開日: 更新日:

 北村宏司(34)は13、14年と連続で勝ち星が100を超えた。30歳を過ぎてからの飛躍の裏には大きな転機があった。11年に藤沢和調教師があえて厩舎から旅立たせたのだ。この思いをくみ取り、進化を遂げた北村は、14年には師匠の管理馬スピルバーグで秋の盾を制して恩返し。フリーになった当時の気持ち、天皇賞のレース直後の思いなど、いろいろと聞いた。

――13年は101勝、14年も11月9日のAR共和国杯をフェイムゲームで制し、100勝目のメモリアルV。2年連続で大台を超えました。

「よかったです。昨年できて今年できないでは、応援して依頼していただいた関係者の方々に申し訳ないと思っていましたからね。今まで、自分はそれほど目標を立てる方ではなかったのですが、100勝+GⅠ勝ちを意識してやってきたのもあります」

――09年は87勝でしたが10年は60勝と少し勝ち星を減らしました。翌年から所属していた藤沢和厩舎からフリーに。

「先生から“もっと頑張れ”と言われて。厩舎としても、もっともっと勝たなければいけなかったんでしょうし、自分に物足りなさを感じていたんだと思います」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…