<第2回>日本のメディアはゴルフへの関心が低すぎる

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――では、日本ツアーのファンはどんどん減り続ける?

 日本選手が海外で活躍することで、国内ツアーが盛り上がり、ファンが増加する効果は期待できると思う。

 プロテニスプレーヤーの錦織圭が全米オープンで決勝進出を果たした時のような報道が必要でしょう。国民の一人一人がすごく熱狂しましたよね。

 しかし、松山英樹がザ・メモリアルトーナメントで優勝しても、あれほどのテレビ報道ではありませんでした。

 錦織の活躍で国中が盛り上がりましたが、英樹の場合はゴルフファンだけです。むしろ、勝みなみチャンがアマチュアでツアー優勝した時の方が大きく取り上げられたぐらいです。だから、あの異常なまでの報道をしてくれる時代が来ない限り、日本のゴルフ界に明るい兆しは見えません。

 そういった意味でも松山にはメジャーで早く優勝争いをして欲しい。

――日本人はゴルフに対する関心が低いということですか。


 いえ、日本人のゴルフへの関心が低いとは思いません。ハッキリ言えるのは日本のメディアの関心が低すぎる。ゴルフは「その他のスポーツ」の扱いなのです。テレビを見ていても、アナウンサーが「ハイ、それではその他のスポーツです」って言ってから映像が流れてくるのが、ゴルフです。米国では考えられません。

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