去就決まらぬ鳥谷に業を煮やす阪神 チーム作りもままならず

公開日: 更新日:

 要するに、鳥谷サイドが欲をかいているようなのだ。某球団のメジャースカウトが「有力視されたブルージェイズにしても、鳥谷をどこまで評価しているか疑問。正式なオファーは出していないという話もあります」とこう続ける。

「鳥谷は今年で34歳と高齢で、メジャー経験もない。日本人内野手は西岡や中島など、ただでさえ失敗例も多い。リスクを考えれば、レギュラーではなく5人目の内野手が妥当な評価です。ブルージェイズの関係者も『控えとしては最適』と言っていますしね。条件は良くて2年500万ドル(約6億円)くらい。阪神が提示した1年4億円以上という金額には及びません」

■編成の大枠を固められないのは阪神だけ

 鳥谷の結論先延ばしにアタマを抱えているのは阪神だろう。これまで4年16億円超とみられる破格の条件を提示するなど、3度の残留交渉を行ったといわれている。

 阪神は今月中旬を返答期限とし、鳥谷の決断時期を「連休明けの13日にも」と報じたスポーツマスコミもある。だが、現状では目立った動きは見せていない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い