日ハム大谷は自主トレ急ピッチも…「女房役」には課題山積

公開日: 更新日:

 日本ハム大谷翔平(20)の自主トレ調整が急ピッチで進んでいる。

 13日には打者相手に計120球以上を投げ、周囲からは「翔平は開幕じゃなく、キャンプが始まる2月1日に合わせているのか?」という声が上がるほど。例年以上のハイペース調整を見せている。

 大谷は今季、エースで中軸という「本格二刀流」を視野に入れているとはいえ、不安要素もある。大谷のリードを担う捕手陣が問題山積だからだ。

 現在、チームの正捕手はプロ7年目の大野奨太(28)。昨季も大谷の全24試合中21試合で先発マスクをかぶり、剛腕を牽引した。盗塁阻止率・344はリーグ3位の強肩だが、そのリードに問題がある。「投手の個性を無視、あくまで自分の感性に基づいたリードが多い」と投手陣からの評判は芳しくないのだ。

 第2捕手・市川友也(29)は昨年12月に持病だったヘルニア手術を受けたばかりの「病み上がり」。開幕から100%のプレーができる保証はない。正捕手候補のひとりだった近藤健介(21)は送球イップスの影響で内野手にコンバートされ、捕手復帰のメドは立っていない。ソフトボール出身のプロ4年目・大嶋匠(24)や2年目の石川亮(19)、高卒ルーキーの清水優心(18)も現時点では「一軍クラスではない」(チーム関係者)というように、2番手以下の捕手も大谷の能力を最大限に引き出せるとは思えないのだ。

 大谷が「女房」に足を引っ張られる可能性は高い――。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希 球団内で「不純物認定」は時間の問題?

  3. 3

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  4. 4

    “過労”のドジャース大谷翔平 ロバーツ監督に求められるのは「放任」ではなく「制止」

  5. 5

    巨人が借金生活突入で「日本人メジャー投手」緊急補強に現実味…マエケン、藤浪、青柳の一挙取りも

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  2. 7

    阪神・藤川監督が報道陣と連日の長話…“豹変”の裏に株主総会での「リーダーの資質ナシ」痛烈批判

  3. 8

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 9

    巨人は「分析と対策がまるでダメ」…またも阪神にワンパターンでやり込められる“カモネギ”

  5. 10

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    国分太一が社長「TOKIO-BA」に和牛巨額詐欺事件の跡地疑惑…東京ドーム2個分で廃墟化危機

  2. 2

    遠野なぎこさんか? 都内マンションで遺体見つかる 腐乱激しく身元確認のためDNA鑑定へ

  3. 3

    “お荷物”佐々木朗希のマイナー落ちはド軍にとっても“好都合”の理由とは?

  4. 4

    ドジャース大谷翔平に「不正賭博騒動」飛び火の懸念…イッペイ事件から1年、米球界に再び衝撃走る

  5. 5

    “過労”のドジャース大谷翔平 ロバーツ監督に求められるのは「放任」ではなく「制止」

  1. 6

    酒豪は危険…遠野なぎこが医学教授に指摘された意外な病名

  2. 7

    今度は井ノ原快彦にジュニアへの“パワハラ疑惑”報道…旧ジャニタレが拭い切れないハラスメントイメージ

  3. 8

    TOKIO解散劇のウラでリーダー城島茂の「キナ臭い話」に再注目も真相は闇の中へ…

  4. 9

    近年の夏は地獄…ベテランプロキャディーが教える“酷暑ゴルフ”の完全対策

  5. 10

    「かなり時代錯誤な」と発言したフジ渡辺和洋アナに「どの口が!」の声 コンパニオンと職場で“ゲス不倫”の過去