<第12回>1.5倍増の地方巡業は「野球賭博」「八百長騒動」の損失補填

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 勧進元が支払う興行権は平日でおよそ700万円、土日休日で900万円。これに宿泊代や土俵設営費も含めると、何だかんだで1000万円を超える。相撲協会の取り分は興行権から交通費や当日の昼食費などを引いた額になる。

 もっとも、人気力士頼みは非常に危うい。若貴ブームも2人が去るや、相撲人気は低迷。遠藤逸ノ城、この2人次第では当時の二の舞いになりかねない。(つづく)

【連載】大相撲の内幕

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