白鵬審判批判 朝青龍から何も学んでいない相撲協会の“弱腰”

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 審判部批判が物議を醸している横綱白鵬(29)。親方衆も「子供でもわかる相撲を取り直しさせた」と主張する白鵬に激怒し、「直接呼び出して謝罪をさせろ!」と息巻く者も多かった。それがいざフタを開けてみるや、相撲協会はいつものように師匠の宮城野親方(元幕内竹葉山)を通じて叱責しただけ。

 29日の師匠会後、北の湖理事長は、「直接会って厳重に注意した。力士の監督責任は師匠にある」と胸を張ったが、要は自分が直接白鵬を注意し、ヘソを曲げられるのが怖いだけではないか。

 しかし、これでは白鵬の増長を招くだけだ。宮城野親方とは数年前から不仲だから、師匠を通じた注意など屁とも思っていない。理事長まで腰が引けているとなれば、なおさらだ。

■外国人力士には教育が大事

 白鵬には、かつての朝青龍の姿がダブってくる。07年には朝青龍がケガで夏巡業を休みながら、母国モンゴルでサッカーをしていたことがバレた。この不祥事に、相撲協会はやはり師匠の高砂親方を呼んで注意するにとどめた。当時のトップも北の湖理事長だった。

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