大関でも月給234万円 白鵬の全勝Vを許したふがいなさ

公開日: 更新日:

 61本の懸賞旗が、むなしく土俵を回った。

 大相撲初場所は、場所前から横綱白鵬による大鵬超え、歴代最多の33度目の優勝が話題になっていた。企業も注目し、白鵬が初日から連勝を続けると懸賞金の申し込みが殺到。大記録が決まるであろう千秋楽の結びの一番を指定する企業が多く、その数は過去最多の61本という数になった。
 ところが、白鵬は13日目にあっさり優勝。25日の千秋楽は単なる消化試合と化した。

 白鵬以外にも横綱は2人いたが、白鵬に食い下がるどころか千秋楽を待たずに優勝を譲る始末。大関陣も、勝負弱い稀勢の里はまだマシな方だ。琴奨菊はカド番に苦しみ、豪栄道にいたっては千秋楽にカド番を脱出するのがせいぜい。地位を維持するのが精いっぱいという体たらくで、全勝優勝を許した。

 それでいて、給料はケタ違い。横綱は月給282万円、大関は234万円、関脇と小結は169万円。横綱、大関は平幕の131万円、十両の103万円に比べると倍の給料をもらっている。それならば給料にふさわしい働きをしてしかるべきなのに、カド番でヒーヒー言ったり、「とりあえず、負け越さなきゃいい」といったありさま。

 相撲協会は白鵬以外の幕内力士全員、待遇も給料も平幕に落としてケツをひっぱたいた方がいい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは

  4. 4

    柳田悠岐の戦線復帰に球団内外で「微妙な温度差」…ソフトBは決して歓迎ムードだけじゃない

  5. 5

    女子学院から東大文Ⅲに進んだ膳場貴子が“進振り”で医学部を目指したナゾ

  1. 6

    大阪万博“唯一の目玉”水上ショーもはや再開不能…レジオネラ菌が指針値の20倍から約50倍に!

  2. 7

    ローラの「田植え」素足だけでないもう1つのトバッチリ…“パソナ案件”ジローラモと同列扱いに

  3. 8

    ヤクルト高津監督「途中休養Xデー」が話題だが…球団関係者から聞こえる「意外な展望」

  4. 9

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  5. 10

    備蓄米報道でも連日登場…スーパー「アキダイ」はなぜテレビ局から重宝される?