成長過程ダルそっくり 日ハム大谷「3年目の握力」にOB仰天

公開日: 更新日:

 冒頭のOBが言う。

「打者大谷も、昨季の後半から格段に飛距離が伸びた。フリー打撃で札幌ドームの最上段に放り込むなんて中田でも難しいのに、大谷はピンポン球でも飛ばすように軽々と運んでしまう。これらは何かきっかけを掴んだというより、体力と技術の歯車がちょうどその辺りの時期に噛み合ったということだろう。技術向上と体力づくりに余念がないからこそ、入団して2、3年目に急成長したように見えるのです」

 そういった要素が握力の強さにもつながったというわけだ。

 9日、大谷は紅白戦に初登板し、2回2安打2四球1失点。まだキャンプ第2クールにもかかわらず、MAX155キロを筆頭に150キロオーバーは9球を数え、失点の直接の原因も遊撃・中島の失策だった。それでも大谷は「やりたいこと、修正点は見つかった。全体的に今日は良くない」と、表情は硬いまま。栗山監督も「どこが良かったか? 良かったのがなかった。しっかりやりましょう」と辛口だった。

 この内容でダメなら、目標は一体どれだけ高いのか。大谷の成長から目が離せない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    侍ジャパンに日韓戦への出場辞退相次ぐワケ…「今後さらに増える」の見立てまで

  2. 2

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  3. 3

    “新コメ大臣”鈴木憲和農相が早くも大炎上! 37万トン減産決定で生産者と消費者の分断加速

  4. 4

    侍J井端監督が仕掛ける巨人・岡本和真への「恩の取り立て」…メジャー組でも“代表選出”の深謀遠慮

  5. 5

    阪神の日本シリーズ敗退は藤川監督の“自滅”だった…自軍にまで「情報隠し」で選手負担激増の本末転倒

  1. 6

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋

  2. 7

    藤川阪神で加速する恐怖政治…2コーチの退団、異動は“ケンカ別れ”だった

  3. 8

    矢地祐介との破局報道から1年超…川口春奈「お誘いもない」プライベートに「庶民と変わらない」と共感殺到

  4. 9

    渡邊渚“逆ギレ”から見え隠れするフジ退社1年後の正念場…現状では「一発屋」と同じ末路も

  5. 10

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態