阪神ドラ2右腕・石崎が7奪三振好投 開幕ローテ入り見えた

公開日: 更新日:

「ストレートで三振が取れて自信がつきます」

 3日、阪神ドラフト2位・石崎剛(25=新日鉄住金鹿島)は、主力がズラリと並んだソフトバンク打線相手に5回6安打無失点。毎回の7三振を奪った。

 プロ入り前の評判はあまり良くなかった。

「ストレートは球威があってブルペンでは目立つと思う。しかし、コントロールはアバウト。球威に自信があるからか、イケイケドンドンのタイプで、丁寧に投げる繊細さに欠けた。スライダーは投げるが、これという勝負球がない。社会人時代は、カウントを悪くして打たれるケースもあった。先発というより、中継ぎタイプじゃないか」

 某球団の関東担当スカウトは以前、こんなことを言っていた。

 まだオープン戦の段階とはいえ、そんな「前評判」を覆す好投だった。武器であるストレートは150キロを超え、課題とされた変化球は、斐紹からチェンジアップで空振り三振を奪った。

 和田監督は「今のところ申し分ない」と評価。評論家の福間納氏も、「変則的なフォームで打者は最初はタイミングがとりづらいはず。課題だった制球は1四球でそれなりに安定していたし、打者に向かっていく姿勢もいい」と言う。この調子でいけば、開幕ローテの5、6番手に入ってくるかもしれない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    上智大は合格者の最大40%も…2021年から急増した「補欠合格」の現状

  2. 2

    慶応幼稚舎の願書備考欄に「親族が出身者」と書くメリットは? 縁故入学が横行していた過去の例

  3. 3

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  4. 4

    赤西仁と田口淳之介が始動…解散した「KAT-TUN」元メンバーたちのその後

  5. 5

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  1. 6

    人間の脳内のマイクロプラスチック量は「使い捨てスプーン」サイズ…8年前より1.5倍に増えていた

  2. 7

    「ニュース7」畠山衣美アナに既婚者"略奪不倫"報道…NHKはなぜ不倫スキャンダルが多いのか

  3. 8

    やなせたかし氏が「アンパンマン」で残した“遺産400億円”の行方

  4. 9

    トランプ大統領が大慌て…米国債の「金利急上昇」は何が大問題だったのか?

  5. 10

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”