先発陣異常事態の巨人から聞こえるソフトBへの“恨み節”

公開日: 更新日:

 巨人がこのオフ、本当に欲しかった助っ人外国人は、オランダ出身のリック・バンデンハーク(29=韓国・サムスン)という投手だったという。しかし巨人は、2年総額4億円を提示したソフトバンクの後塵を拝した。この助っ人はキャンプ中に左内転筋に張りを訴え、今日、明日の侍ジャパン戦に臨む欧州代表を辞退しているが、「間違いなく日本で成功する投手」と巨人の球団関係者も太鼓判を押す実力の持ち主らしい。

 10日に巨人は長崎でソフトバンクと対戦する。相手の先発はあの松坂である。巨人はこの怪物の争奪戦でもソフトバンクに敗れた。同じ宮崎でキャンプを行い、松坂人気に根こそぎ観客を持っていかれた因縁の相手でもある。

「あの2人が取れていれば……」

 27日の開幕まで3週間を切って、こんな声が聞かれるほど巨人の先発投手陣がやばい。原監督が「ベテラン2人が離脱しているから」と指摘する内海は上半身の張り、杉内は寝違えによる首痛で登板を回避。指揮官は「2人」と言うが、2月28日のヤクルト戦で3回6安打3失点と打ち込まれた菅野も、登板を1度飛ばし、ミニキャンプ中である。先発3本柱がここにきて離脱するという異例の事態となっているのだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  4. 4

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  3. 8

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 9

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  5. 10

    辰己涼介は楽天と再契約が現実的…“コスプレ封印”で殊勝にアピールも、国内FA移籍は厳しい見立て

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…