課題の球数減らず…松坂先発ならソフトBは「救援4人体制」

公開日: 更新日:

 ソフトバンク松坂大輔(34)がつかまった。

 17日のロッテ戦。不安を払拭するべく上がったオープン戦3度目の先発マウンドだったが、初回の先頭打者から4連打を浴び、いきなり3点を失った。二回以降は変化球主体の投球で何とか立ち直り、6回4安打3失点で切り抜けたとはいえ、球数は6回で97球に達した。

 松坂はキャンプ中から「先発投手としてマウンドに上がる以上、完投にこだわりたい」と話し、課題として「球数を減らすこと」を挙げていた。

 しかし、ここまでのオープン戦は日本復帰初登板となった4日の阪神戦で3回57球、10日の巨人戦でも3回64球を費やした。この日も初回の1イニングだけで27球である。これでは完投どころか、メジャー時代と同じように6回100球での降板がいいところ。松坂が白星を積み重ねるためには、どうやったって救援陣の助けが必要だろう。

 ソフトバンクには守護神のサファテを筆頭に、五十嵐、森福ら強力なリリーフが控えているとはいえ、松坂の現状を考えれば、彼らはシーズン中、五回からブルペン待機を強いられる。連投ができない投手も出てくるため、松坂の登板日は最低でも4人の救援投手が必要かもしれない。

「やはり立ち上がりはどうにかしないといけない。試合に入るとまだ力が入りすぎる。(二回以降に冴えたスライダーを)シーズン中もうまく軸として使っていけたら」とは試合後の松坂。

 公式戦で白星を一つでも増やしたいなら今から救援陣に頭を下げておいた方がいい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    横浜流星「べらぼう」ついに8%台に下落のナゼ…評価は高いのに視聴率が伴わないNHK大河のジレンマ

  4. 4

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  5. 5

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  1. 6

    元横綱白鵬が突然告白「皇帝の末裔」に角界一同“苦笑”のワケ…《本当だったらとっくに吹聴しています》

  2. 7

    元横綱白鵬 退職決定で気になる「3つの疑問」…不可解な時期、憎き照ノ富士、親方衆も首を捻る今後

  3. 8

    阿部巨人の貧打解消策はやっぱり助っ人補強…“ヤングジャイアンツと心中”の覚悟なし

  4. 9

    山本舞香は“ヤンキー”より“令嬢”がハマる?「波うららかに、めおと日和」《ふかふみコンビ》で人気急上昇

  5. 10

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも