開幕7試合でもう…阿部を捕手に戻した原監督の人事センス

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 そりゃそうだ。この日の試合前、選手は口々にこうささやいていた。

「まだ7試合目。阿部さんの一塁転向は今季のウリだったのに、聞いた時はひっくりかえりましたよ」

 ナインの動揺はそのまま試合に表れた。阪神に2-4で敗れて4連敗。開幕2勝5敗で最下位に沈んだままである。試合後、「相川が戻るまでの緊急措置。必要ならそのままやってもらう」と話した。それなら最初から「99%ない」なんて口にしなければよかったのだ。

 原監督は以前、「監督は決断しないといけないポジション。理想はあくまで理想として現実になればいいけど、もしならなければ、それに固執することはない。変える勇気も必要になる」と大学の講義で持論を展開していた。もしこの人が社長だったら、振り回される社員はたまったものではない。

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