羽川豊プロ マスターズに松山しか出場できない現実を憂う

公開日: 更新日:

 もし2位に入っていなければ、最終日に崩れていたかもしれません。

 メジャーは経験がモノをいう。つまり2位になったことで、勝つために足りなかったものが明確になり、技術、メンタル、コース攻略をどうすればいいのかがわかります。スピースはマスターズ勝利に向けて1年間じっくり取り組んできたのです。年齢は21歳ですが、ゴルフの戦い方は老練でした。

 この勝利は世界のプロゴルフ界にとって節目となりそうです。スピースはこれから米ツアーを背負っていくことになりますが、同世代に「俺にもできる」という勇気を与えました。米国にはスピースのような力を持った若手は数多くいて、これからどんどん頭角を現し、よりハイレベルな試合が多くなるはずです。

■スピースVに刺激受けた若手がどんどん出てくる

 一方でベテラン勢も光りました。パター不振といわれたP・ミケルソンが2位と踏ん張り、クラブの振りもすごかった。まだまだ若手には負けないという意地を見せてくれた。T・ウッズはもっと苦しむと思ったけれど、ガマン強くプレーして復調している。まだ、できない部分はありましたが、今までのスイング改造が間違っていたと気付いたでしょう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  2. 2

    初の黒人力士だった戦闘竜さんは難病で入院中…「治療で毎月30万円。助けてください」

  3. 3

    吉沢亮は業界人の評判はいいが…足りないものは何か?

  4. 4

    「俺は帰る!」長嶋一茂“王様気取り”にテレビ業界から呆れ声…“親の七光だけで中身ナシ”の末路

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  2. 7

    巨人・田中将大が好投しても勝てないワケ…“天敵”がズバリ指摘「全然悪くない。ただ…」

  3. 8

    トイレ盗撮も…谷村新司が息子を叱れない“恥ずかしい過去”

  4. 9

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  5. 10

    西野カナ×Perfumeショットにファンびっくり…ザワつき巻き起こした「のっち不在ショット」を読み解く