五輪で商売をしてきた大新聞が「五輪重視」に釘さすあざとさ

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「マスコミはそういう実態をきちんと取材して、『五輪のためばかりに金を使うな。国民スポーツにとって必要なことは他にもある』と、報道するべきです。しかし、マスコミにとっても東京五輪はおいしいイベントです。どうしても報道スタンスは体制寄りになるのでしょう」(前出の菅野氏)

 当然のことながら東京五輪のためだけに多額の血税投入は許されないし、計画を大幅に超えることが予想される五輪関連施設の建設費や安全面などさまざまな問題もある。メディアは日頃から懸念される点をチェックし、不正があればただしていくべき。スポーツ庁ができるからといって、こんな時だけ振りかざす「正論」はアリバイ作りみたいなものだ。

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