巨人は胸中複雑…高橋由“豪快1号”で遠のく「指導者」への道
「来季も代打の切り札には十分なれるでしょう。コーチ兼任といっても原監督は『メンバーに入っている時は、試合中は選手。中途半端にコーチ、選手と混合した形でやることはない』と言ってますからね。『兼任』の肩書があろうが、バットを持っている限りは選手業が優先という約束です。原政権はもう12年目。オーナーが言うように、40歳を迎えた高橋由にはなるべく早く指導者の勉強を開始して欲しいのが球団の本音でしょう。球団にとっては痛しかゆしの一発になったかもしれません」(前出の関係者)
この日の豪快な一発で自身が望む「来季の現役続行」を手繰り寄せたとすれば、球団が望む「指導者の勉強」は先延ばし――。巨人にとって多くの意味を持つ本塁打だったかもしれない。