巨人は胸中複雑…高橋由“豪快1号”で遠のく「指導者」への道

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 全盛期を彷彿させる当たりだった。巨人高橋由伸(40)が今季1号を放った。

 27日の西武戦。4点を追う五回無死一、二塁から、西武・野上の142キロの直球をバックスクリーンに叩き込んだ。

「今年は打てるのかなと不安に思うことはあったが、『1』という数字がついてくれて少しホッとした」とコメント。一時、1点差に迫る3ランに、東京ドームはこの日一番の盛り上がりを見せた。試合に敗れた原監督も「兆しがあるね」と豪快な一発に目を細めたが、「球団の中には天を仰いだ人もいるんじゃないですか」とはチーム関係者だ。

 今季から「打撃コーチ兼任」の18年目のベテランは「選手」としては元気。22日の中日戦では代打で決勝打を放ったものの、OBの松井秀喜(40)と並ぶ、言わずと知れた次期監督有力候補だけに、元気過ぎるのも厄介だというのである。

 白石オーナーは今年1月のスタッフ会議で「(高橋由は)将来の指導者の一角を占める人。十分に勉強してもらいたい」と将来的な監督候補であることを公言している。先日就任した堤・新GMは高橋由の先輩にあたる慶大野球部元主将。将来的な高橋由監督擁立に向けた新体制だともっぱらだった。それが、あんな本塁打を見せられたら、「引退して指導者の勉強をしろ」なんて言えなくなってしまう。

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