ブラッター5選に激怒 “W杯ボイコット”言い出すUEFAの思惑

公開日: 更新日:

 そんなことできるのか。

 国際サッカー連盟(FIFA)の会長選は、フセイン王子(39=ヨルダン)が2回目の投票前に棄権し、現職のブラッター会長(79=スイス)が5選を果たした。

 だが、FIFAが本部を置くスイスなど各国の捜査当局は、W杯18年ロシア大会、22年カタール大会の招致疑惑について捜査をすでに開始している。ブラッター会長は、南アフリカで開催された10年W杯に絡み、元副会長と共謀して1000万ドル(約12億円)を受け取った疑惑もある。31日付の英紙サンデー・タイムズは今回の汚職事件で、スイス検察当局がブラッター会長を聴取する方針と報じた。

 現体制に反発し、改革を求める欧州サッカー連盟(UEFA)は、FIFAからの離脱やW杯をボイコットする可能性も示唆。UEFAのプラティニ会長は「FIFAからの脱退はしたくないが、我々は民主的に決める。あらゆる方策がある」と強気だ。6月6日に行われる欧州連盟の会合(ベルリン)で、FIFA脱退やW杯ボイコットを決めるのか?

 スポーツライターの平野史氏がいう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    大谷翔平は米国人から嫌われている?メディアに続き選手間投票でもMVP落選の謎解き

  2. 2

    大谷翔平の来春WBC「二刀流封印」に現実味…ドジャース首脳陣が危機感募らすワールドシリーズの深刻疲労

  3. 3

    前田健太は巨人入りが最有力か…古巣広島は早期撤退、「夫人の意向」と「本拠地の相性」がカギ

  4. 4

    新生阿部巨人は早くも道険し…「疑問残る」コーチ人事にOBが痛烈批判

  5. 5

    来春WBCは日本人メジャー選手壊滅危機…ダル出場絶望、大谷&山本は参加不透明で“スカスカ侍J”に現実味

  1. 6

    詞と曲の革命児が出会った岩崎宏美という奇跡の突然変異種

  2. 7

    高市政権にも「政治とカネ」大噴出…林総務相と城内経済財政相が“文春砲”被弾でもう立ち往生

  3. 8

    「もう野球やめたる!」…俺は高卒1年目の森野将彦に“泣かされた”

  4. 9

    連立与党の維新が迫られる“踏み絵”…企業・団体献金「規制強化」公明・国民案に立憲も協力

  5. 10

    新米売れず、ささやかれる年末の米価暴落…コメ卸最大手トップが異例言及の波紋