広島マエケンもう5敗目…それでも「今オフメジャー」の根拠

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 メジャー志向の強い広島の前田健太(27)。球団は昨オフ、移籍の条件に「リーグ優勝に準じるチーム成績」と「本人の好成績」を挙げ、入札制度によるメジャー挑戦を認めなかった。

 9日の対西武戦は7回3分の1を11安打4失点。開幕から続くクオリティースタート(先発投手が6回以上を自責点3以内)は止まるも、防御率2.01は秀逸で「好成績」はクリアしそう。しかし、広島は現在、セの最下位。このままの調子だと「リーグ優勝に準じる成績」は難しい。となると、前田のメジャー挑戦は今オフも持ち越されそうだが、広島のチーム関係者は「今オフは行かせる方向で話が進んでいるようです。チームにも思惑があるので」と話す。

 その「思惑」のひとつが新入札制度の「有効期限」だという。

 13年末に日本野球機構(NPB)とメジャーリーグ機構(MLB)で結ばれた新入札制度は16年末に失効、その後は1年ごとに更新される。現行制度だと入札制度を使って選手を獲得するメジャー球団は最大2000万ドル(約25億円)の譲渡金を日本の球団に支払わなければならず、メジャー側はこのカネに不満タラタラ。16年の更新時に譲渡金を撤廃する予定で調整している。つまり広島が現制度の更新時までに時間的余裕をもって前田を売る、25億円を得るチャンスは今オフが最後になる。

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