ロッテ清田育宏 大学投手時代の“制球難”で打者の才能が開花

公開日: 更新日:

 シーズン開幕直後は控えも、5月に入ると1番に定着。月間40安打を記録して、一気にブレークしたロッテの清田育宏(29=外野手、6年目)今月9日まで23試合連続安打もマーク。21日現在リーグ3位の打率(.345)でチームを牽引している。

■ミートポイント変更で打撃不振に

 プロ入り直後に打撃コーチの指導で打席内でのミートポイントを変更。ホームプレートより前でボールをとらえる「前さばき」から、ボールをギリギリまで引きつける打撃を試みた。しかし、このタイミングの取り方が合わず、2年目以降打撃不振に。一昨年ごろから再びミートポイントを前に戻したところ、徐々に復調した。

「ボールを引きつける打法に取り組んで一時は苦しみましたけど、今はやってよかったと思っています。打席内で一つのポイントでしか打てないより、いろいろなポイントで打てた方が緩急や変化球に対応できる。以前は2ストライクに追い込まれると、早い見切り(前さばき)で凡打が多かったのですが、今はギリギリまでボールを見ることもできる。この感覚が成績につながっているのかもしれません」(本人)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    3年連続MVP大谷翔平は来季も打者に軸足…ドジャースが“投手大谷”を制限せざるを得ない複雑事情

  2. 2

    自民党・麻生副総裁が高市経済政策に「異論」で波紋…“財政省の守護神”が政権の時限爆弾になる恐れ

  3. 3

    立花孝志容疑者を"担ぎ出した"とやり玉に…中田敦彦、ホリエモン、太田光のスタンスと逃げ腰に批判殺到

  4. 4

    最後はホテル勤務…事故死の奥大介さん“辛酸”舐めた引退後

  5. 5

    片山さつき財務相“苦しい”言い訳再び…「把握」しながら「失念」などありえない

  1. 6

    ドジャースからWBC侍J入りは「打者・大谷翔平」のみか…山本由伸は「慎重に検討」、朗希は“余裕なし”

  2. 7

    名古屋主婦殺人事件「最大のナゾ」 26年間に5000人も聴取…なぜ愛知県警は容疑者の女を疑わなかったのか

  3. 8

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  4. 9

    高市内閣支持率8割に立憲民主党は打つ手なし…いま解散されたら木っ端みじん

  5. 10

    《もう一度警察に行くしかないのか》若林志穂さん怒り収まらず長渕剛に宣戦布告も識者は“時間の壁”を指摘