5失点KOの西武・郭俊麟 まだまだ遠い“泰源2世”への道

公開日: 更新日:

「ボール球で自分自身を追い込んでしまった」

 こう言ってうなだれたのが、「郭泰源2世」こと西武の郭俊麟(23)。25日に先発するも三回途中5失点。打線の援護があって負け投手にはならなかったが、3勝5敗と黒星が先行する。

 昨オフに契約金5700万円、年俸1200万円の2年契約で入団。台湾体育大学を卒業したばかりの大卒1年目でプロ経験はないものの、野球W杯やWBCにも出場するなど、国際大会の経験は豊富。自身も台湾球界で活躍した渡辺久信SDの推薦で来日した。が、開幕2連勝の後はサッパリ。この日のように序盤で崩れる展開が目立つ。

 そんな郭を渡辺SDはこう励ました。

「助っ人外国人のような活躍を周囲から期待されているんだろうけど、まだプロ1年目。ルーキーならルーキーらしく、元気に腕を振って投げればいいんだよ」

 そのアドバイスを受けた直後、6月7日のDeNA戦では6回1失点の好投。4月以来の勝ち星を手にするも、その後は再び窮屈な投球に逆戻りしている。SDのアドバイスもたった1試合しか効果なく、「四球を出すと力むなあ……」と田辺監督を嘆かせた。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「マラソン」と「大腸がん」に関連あり? ランナー100人への調査結果が全米で大きな波紋

  2. 2

    巨人FA捕手・甲斐拓也の“存在価値”はますます減少…同僚岸田が侍J選出でジリ貧状態

  3. 3

    高市総裁「首相指名」に漂う不安…自民党内は“厭戦ムード”も燻る火種、飛び交う「怪文書」の中身

  4. 4

    秋季関東大会で横浜高と再戦浮上、27連勝を止めた「今春の1勝」は半年を経てどう作用するか

  5. 5

    「えげつないことも平気で…」“悪の帝国”ドジャースの驚愕すべき強さの秘密

  1. 6

    高市自民、公明からの三行半で早くも本性露呈…「やられたら秒でやり返す」「イキらなきゃ負け」のオラオラ体質

  2. 7

    出来たとしても高市政権は短命…誰も見通せない激動政局の行方を徹底分析(前編)

  3. 8

    佐川宣寿元理財局長のメール開示「遺族と話し合う」…森友文書で加藤財務大臣が明言

  4. 9

    進次郎氏落選もダメージなし? 妻・滝川クリステルが目指した「幸せ家庭生活」と耳にしていた夫の実力

  5. 10

    侍J井端監督 強化試合メンバー発表の裏に「3つの深謀遠慮」…巨人・岡本和真が当選のまさか