「役割が全く見えない」日本ゴルフ協会の新体制に疑問の声

公開日: 更新日:

 81年から20年間ぐらい、全米オープンを取材に行っていた。帰ってくると、2グリーンで行われている日本の試合は見る気がしなかった。ニクラスがどうして2グリーンの日本オープンには出なかったのか、主催の日本ゴルフ協会(JGA)は分かっていなかったのだ。

 全米ゴルフ協会(USGA)は20年も先のことを考えて、新しい設計概念によっていままでとは全く違ったコースづくりに取り組んでいる。かつてのビッグスリー(A・パーマー、G・プレーヤー、J・ニクラス)+L・トレビノの4人も全米オープン用のコース設計を計画中とのことだ。

 日本の黄金時代を築いたAON(青木功尾崎将司、中嶋常幸)は3人で日本オープンを10勝している。3人に日本オープンの開催コースを設計させてみてはどうか。日本オープンの彼らの戦いぶりをVTRで若い人たちに見せたら、何かを感じてもらえるはずだ。

 JGAの役員が7月1日に改選された。JGAは日本のゴルフ界を統括する最高機関である。2020年東京五輪のための選手強化も待ったなしだ。だけども、メダル獲得に向けて何をやっているのか全く見えない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    海星・陣内優翔は長崎県初の“完全男”だが…スカウトが「上位獲得」を渋るワケ

  3. 3

    NHK「昭和16年夏の敗戦」は見ごたえあり 今年は戦争特別番組が盛りだくさん

  4. 4

    二階堂ふみ&カズレーザー電撃婚で浮上したナゾ…「翔んで埼玉」と屈指の進学校・熊谷高校の関係は?

  5. 5

    自死した元兵庫県議の妻がN党・立花孝志党首を「名誉毀損」の疑いで刑事告訴…今後予想される厳しい捜査の行方

  1. 6

    永野芽郁が“濡れ場あり”韓流ドラマで「セクシー派女優転身、世界デビュー」の仰天情報

  2. 7

    突然のがん宣告にも動揺なし「で、ステージはナンボでしょうか?」

  3. 8

    長崎を熱狂させた海星・酒井圭一さんが当時を語る…プロ引退後はスカウトとして大谷翔平を担当

  4. 9

    安藤サクラ「柄本佑が初めて交際した人」に驚きの声…“遊び人の父”奥田瑛二を持つ娘の苦悩

  5. 10

    平和記念式典での石破首相スピーチの評判がすこぶるいいが…原稿を下書きしたのはAIだった?