ベイ中畑監督には寝耳に水? “手負い”の筒香が球宴で大暴れ

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「おい、話が違うじゃねえかっ!」

 球宴後のDeNAの中畑監督は、そんな心境だったろう。17日、9年ぶりに開かれた12球団監督会議を終えると、口をへの字に曲げてこう言っていたからだ。

「状態が良くないので、たっちゃんには、『お願いします』と話をした」

“たっちゃん”とは、球宴で全セの指揮を執る巨人の原監督。お願いしたのは、自軍の4番打者・筒香(23)の起用法である。

 筒香は15日の巨人戦で右ヒジに死球を受けている。試合後に病院に直行した際は、患部が赤く腫れ、血がたまっている状態。一時は球宴出場も危ぶまれた。そこで、DHでの起用か代打待機を念頭に置いて、「決めるのは向こう。監督に預ける。口出しはしない」と言いつつ、「筒香の状態は説明してある。痛みがあるから、そういうことを考慮して起用していただけたら」と原監督に配慮を求めたのである。

 その5時間後の球宴初戦、筒香は「4番・左翼」でスタメン出場。もっか、中畑DeNAは巨人に6連勝中だけに、中畑監督は「嫌がらせ?」とムッとしたに違いないが、なんてことはない。筒香本人が「出る以上は大丈夫」と出場をアピールしたうえ、試合前に行われた本塁打競争から大爆発。1回戦で新記録の9本を放つと、続く決勝戦も6本のアーチをスタンドに叩き込み、賞金50万円をゲットして、「ちょっと自分でもびっくりするぐらい打てた」と白い歯を見せた。

 試合でも大谷の153キロの速球をはじき返してフェンス直撃の二塁打を放つなど活躍。2打席目は犠飛で打点も挙げた。中畑監督の不満は原監督から、「親の心子知らず」と筒香に向けられたか。

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