中部出身の巨人高木が活躍 問われる落合GMの“スカウト能力”

公開日: 更新日:

巨人高木勇人って三重出身だろ? 何で中日は取りにいかなかったのかね?」

 中日OBが不思議そうな顔でこう言った。

 今季、新人ながら4勝0敗の活躍を見せる巨人のドラ3右腕・高木勇(三菱重工名古屋)は中日のお膝元である中部地区でアマ時代を過ごしてきた。むろん、スカウト網に引っかかっていたはずだが、中日は1位に野村(三菱日立パワーシステムズ横浜)、2位に浜田智(九産大)を指名。3位指名は巨人に優先権があり、結果的に逸材を取り逃がした格好だ。

「高木は社会人在籍が7年、高校時代から計5回もドラフト指名漏れするという苦労人だ。社会人出身で大学を中退するなど、同じくアマ時代に苦労してきた落合GM好みの選手だと思ったがね。当の中日は、大学、社会人の即戦力ばかりを9人も指名しながら、一軍にいるのは9位の金子(大商大)のみ。プロの水に慣れるには時間がかかるとはいえ、いかにも人数が少ない。せめて2~3人でも一軍にいれば、中日の戦いも楽になっていたはずだよ」(前出の中日OB)

 1位の野村はキャンプからスロー調整で一軍経験はなく、2位の浜田は19日の広島戦で5安打3失点とめった打ちを食らうなど、新人は壊滅状態。彼らの二軍暮らしがこの先も続かないにしても、ただでさえ選手層が薄い中日にとって、開幕から新人が戦力になっていないのは痛いはずだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    永野芽郁は疑惑晴れずも日曜劇場「キャスター」降板回避か…田中圭・妻の出方次第という見方も

  2. 2

    紗栄子にあって工藤静香にないものとは? 道休蓮vsKōki,「親の七光」モデルデビューが明暗分かれたワケ

  3. 3

    「高島屋」の営業利益が過去最高を更新…百貨店衰退期に“独り勝ち”が続く背景

  4. 4

    「たばこ吸ってもいいですか」…新規大会主催者・前澤友作氏に問い合わせて一喝された国内男子ツアーの時代錯誤

  5. 5

    かつて控えだった同級生は、わずか27歳でなぜPL学園監督になれたのか

  1. 6

    永野芽郁×田中圭「不倫疑惑」騒動でダメージが大きいのはどっちだ?

  2. 7

    佐々木朗希「スライダー頼み」に限界迫る…ドジャースが見込んだフォークと速球は使い物にならず

  3. 8

    第3の男?イケメン俳優が永野芽郁の"不倫記事"をリポストして物議…終わらない騒動

  4. 9

    風そよぐ三浦半島 海辺散歩で「釣る」「食べる」「買う」

  5. 10

    永野芽郁がANNで“二股不倫”騒動を謝罪も、清純派イメージ崩壊危機…蒸し返される過去の奔放すぎる行状