偶然かそれとも? 清宮早実が3試合連続「第1試合」の不思議

公開日: 更新日:

「1試合目から観客が入れば、その日はずっと満員に近い状態をキープできる。例えば早実の試合が夕方の4試合目なら、客足はゆっくりで3試合目までは空席が目立つという可能性もある。毎年甲子園に来ているけど、早朝からこんなに客足が早いのは記憶にない。警備にしたって2、3、4試合目なら、何時から増員するのかという時間の読みにくさがある。朝一番の方が対応しやすいのは確か。我々にとっては、大混雑の中、球団のスカウトの人数分の座席を朝一番に確保しなきゃならないので、いい迷惑だが、少なくとも、主催者は早実が第1試合になれば、いいことずくめでしょう」

 清宮はこの日も朝から観客を動員した。午前6時前から阪神の甲子園駅前は数千人でごった返し、梅田駅始発の5時台の電車も混み合った。駅に到着するや、観客は我先にと改札口に殺到。この時点で内野席はほぼ完売していたが、残っているチケットを買おうと、当日券売り場の前は行列ができた。チケットを求める列は約200メートル離れた甲子園駅まで延び、球場周辺は人、人、人。ファンの行列は何重にも蛇行し、駅前付近で「最後尾はどこだ!」と叫ぶ者もいたほどだ。通常より30分早い6時半に開門。満員通知が出たのは7時15分だった。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    やはり進次郎氏は「防衛相」不適格…レーダー照射めぐる中国との反論合戦に「プロ意識欠如」と識者バッサリ

  2. 2

    長嶋茂雄引退の丸1年後、「日本一有名な10文字」が湘南で誕生した

  3. 3

    契約最終年の阿部巨人に大重圧…至上命令のV奪回は「ミスターのために」、松井秀喜監督誕生が既成事実化

  4. 4

    これぞ維新クオリティー!「定数削減法案」絶望的で党は“錯乱状態”…チンピラ度も増し増し

  5. 5

    ドジャースが村上宗隆獲得へ前のめりか? 大谷翔平が「日本人選手が増えるかも」と意味深発言

  1. 6

    「日中戦争」5割弱が賛成 共同通信世論調査に心底、仰天…タガが外れた国の命運

  2. 7

    レーダー照射問題で中国メディアが公開した音声データ「事前に海自に訓練通知」に広がる波紋

  3. 8

    岡山天音「ひらやすみ」ロス続出!もう1人の人気者《樹木希林さん最後の愛弟子》も大ブレーク

  4. 9

    松岡昌宏も日テレに"反撃"…すでに元TOKIO不在の『ザ!鉄腕!DASH!!』がそれでも番組を打ち切れなかった事情

  5. 10

    巨人が現役ドラフトで獲得「剛腕左腕」松浦慶斗の強みと弱み…他球団編成担当は「魔改造次第」