偶然かそれとも? 清宮早実が3試合連続「第1試合」の不思議

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「1試合目から観客が入れば、その日はずっと満員に近い状態をキープできる。例えば早実の試合が夕方の4試合目なら、客足はゆっくりで3試合目までは空席が目立つという可能性もある。毎年甲子園に来ているけど、早朝からこんなに客足が早いのは記憶にない。警備にしたって2、3、4試合目なら、何時から増員するのかという時間の読みにくさがある。朝一番の方が対応しやすいのは確か。我々にとっては、大混雑の中、球団のスカウトの人数分の座席を朝一番に確保しなきゃならないので、いい迷惑だが、少なくとも、主催者は早実が第1試合になれば、いいことずくめでしょう」

 清宮はこの日も朝から観客を動員した。午前6時前から阪神の甲子園駅前は数千人でごった返し、梅田駅始発の5時台の電車も混み合った。駅に到着するや、観客は我先にと改札口に殺到。この時点で内野席はほぼ完売していたが、残っているチケットを買おうと、当日券売り場の前は行列ができた。チケットを求める列は約200メートル離れた甲子園駅まで延び、球場周辺は人、人、人。ファンの行列は何重にも蛇行し、駅前付近で「最後尾はどこだ!」と叫ぶ者もいたほどだ。通常より30分早い6時半に開門。満員通知が出たのは7時15分だった。

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