日ハム栗山監督 斎藤佑樹を「特別扱い」は巧妙なパワハラか

公開日: 更新日:

 これを企業に置き換えると、巧妙なパワハラにも見える。たとえば使えない社員を上司が冷たく窓際に追いやると、あきらかなイジメと受け取られる。だから、そういう社員にこそ、あえて社内で目立つ役割を与えることで表向きは期待を表明しつつ、実はその社員が派手な失敗を繰り返して精神的に追い込まれることを狙うという、裏の手口がある。かつて「褒め殺し」という冷やかし言葉が流行したことがあったが、これは言わば「期待殺し」だ。さらし者になるぶん、冷やかしよりも殺傷能力が高く、結果的に自主退職を選ぶことも少なくないという。

 もしも栗山監督がそういう「期待殺し」をわざと斎藤に繰り出しているとしたら、なんとまあ恐ろしい人だと思う。入団の経緯を考えると、いくら実力不足とはいえ、球団が斎藤を露骨に冷遇するわけにもいかない。ならば、あえて世間のさらし者にすることで、世論が斎藤に戦力外の烙印を押してくれる、あるいは斎藤本人が限界を悟ることを暗に狙う……というのは私の妄想である。

 ただし、ひとつ計算違いがあるとしたら、それは斎藤の精神力だ。どうも彼はあまり動じていない、それどころか今でも自分は特別だと本気で思っているように見えるときがある。これはもしや天然の一種なのではないか。周囲は冷やかしで持ち上げているのだが、本人は真に受けるから絶妙な嘲笑が生まれる。なんだか狩野英孝みたいだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「豊臣兄弟!」白石聖が大好評! 2026年の毎週日曜日は永野芽郁にとって“憂鬱の日”に

  2. 2

    川口春奈「食べ方が汚い」問題再燃のお気の毒…直近の動画では少しはマシに?

  3. 3

    あの人「なんか怖い」を回避する柔らかな言葉遣い

  4. 4

    自分探しで“変身”遂げたマリエに報道陣「誰だかわからない」

  5. 5

    (1)高齢者の転倒は要介護のきっかけになりやすい

  1. 6

    2度目の離婚に踏み切った吉川ひなの壮絶半生…最初の夫IZAMとは"ままごと婚"と揶揄され「宗教2世」も告白

  2. 7

    「誰が殺されてもおかしくない」ICE射殺事件への抗議デモ全米で勃発

  3. 8

    解散総選挙“前哨戦”で自民に暗雲…前橋出直し市長選で支援候補が前職小川晶氏に「ゼロ打ち」大敗の衝撃

  4. 9

    業績悪化で減収減益のニトリ 事業の新たな柱いまだ見いだせず

  5. 10

    チンピラ維新の「国保逃れ」炎上やまず“ウヤムヤ作戦”も頓挫不可避 野党が追及へ手ぐすねで包囲網