3勝はすべて広島戦 “鯉キラー”中日・八木が持つ別の異名
「本当に広島戦は安定感がありますね。いつもよりスピードもあった」
広島に勝って3連勝の谷繁兼任監督がこう言って褒めたのが、3勝目(5敗)を挙げた左腕の八木だ。6回3分の2を5安打、7奪三振、1失点でゲームをつくると救援陣も踏ん張った。
八木は今季3勝のすべてが広島戦での勝利。黒星がついた1試合もスコアは0-1。6回3分の2を投げて失点1。広島戦に限れば30イニングを投げて自責点はたったの2。防御率0.60という「鯉キラー」には、別の異名もある。
4月4日とこの日の相手先発は黒田。2試合とも投げ勝っているので、黒田キラーでもある。
「相手は黒田さんだから、2点以上取られたらきついと思い、先に点を与えないように、低めに丁寧に投げることを意識しました」という八木。6敗目(7勝)を喫した黒田は今後、八木との対戦は避けるかもしれない。