栗山監督も熱視線 創価大・田中正義が「日ハム一軍半」を圧倒
プロ球団の二軍が意中のアマ選手の所属チームとオープン戦を組むのはよくある話。プロで通用するのか、一軍半クラスの選手を使って実力を測るのだ。
しかし、この選手に限っては、その力を改めてテストする必要もないだろう。日本ハムのファームが21日、創価大グラウンドに出向いて対戦した田中正義のことだ。大学3年ながら、6月29日には大学日本代表としてNPBの二軍から7者連続三振を奪った。来年のドラフトの目玉右腕だ。
この日は栗山監督や木田GM補佐、スカウトらが視察する中、最速153キロの速球で5回を4安打1失点7奪三振。日本ハムの一軍半クラスの選手たちを圧倒した。
日本ハムと田中は相思相愛といわれる。日本ハムがゾッコンなのはもちろん、田中自身も同級生の大谷を筆頭に西川や近藤、中島らイキのいい若手が続々とレギュラーに定着、グラウンドで躍動する姿に好印象を抱いているらしい。
加えて日本ハムは創価大との間に強力なパイプがある。小谷野(34=現オリックス)、八木(31=現中日)、大塚(27)ら数多くのOBをドラフトで獲得。創価大の岸監督とは昵懇の間柄で、岸監督の子供はいま日本ハムの裏方をしている。