リオも惨敗必至 日本男子マラソンが“純潔主義”と決別する日

公開日: 更新日:

韓国で帰化申請しているケニア出身のエルペという選手は、12年3月にソウル国際マラソン大会で2時間5分37秒という韓国国内の最高タイムを出し、今年も同じ大会で2時間6分11秒で優勝した。マラソン王国のケニアでは3人の五輪代表枠に入れる保証はない。韓国・青陽郡陸上チームのメンバーになれば、年俸6000万ウォン(約612万円)も約束されるという。さらに、韓国人として五輪でメダルを取れば、生涯、月に20万円ぐらいの恩給ももらえる。かつて韓国は、五輪代表も純血主義だった。しかし、五輪は国威発揚の絶好の機会であり、メダルを取れば国民は沸き、政治批判もかわせる。中国で代表になれない卓球選手が世界に散らばっているように、スポーツ界では母国で代表漏れして国籍を変えたい力のある選手と、それを受け入れたい国が増えている。ケニアやエチオピアのマラソン選手がアジアの国から代表になっても不思議ではない時代です」

 頭も指導力もないなら、日本は隣国の真似をするしかない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    阪神・梅野がFA流出危機!チーム内外で波紋呼ぶ起用法…優勝M点灯も“蟻の一穴”になりかねないモチベーション低下

  2. 2

    梅野隆太郎は崖っぷち…阪神顧問・岡田彰布氏が指摘した「坂本誠志郎で捕手一本化」の裏側

  3. 3

    「高市早苗首相」誕生睨み復権狙い…旧安倍派幹部“オレがオレが”の露出増で主導権争いの醜悪

  4. 4

    巨人・戸郷翔征は「新妻」が不振の原因だった? FA加入の甲斐拓也と“別れて”から2連勝

  5. 5

    国民民主党「選挙違反疑惑」女性議員“首切り”カウントダウン…玉木代表ようやく「厳正処分」言及

  1. 6

    時効だから言うが…巨人は俺への「必ず1、2位で指名する」の“確約”を反故にした

  2. 7

    パナソニックHDが1万人削減へ…営業利益18%増4265億円の黒字でもリストラ急ぐ理由

  3. 8

    ドジャース大谷翔平が3年連続本塁打王と引き換えに更新しそうな「自己ワースト記録」

  4. 9

    デマと誹謗中傷で混乱続く兵庫県政…記者が斎藤元彦県知事に「職員、県議が萎縮」と異例の訴え

  5. 10

    阪神に「ポスティングで戦力外」の好循環…藤浪晋太郎&青柳晃洋が他球団流出も波風立たず