ドラ1は3人、進学は11人…「U-18日本代表」の気になる進路

公開日: 更新日:

「みなエリート中のエリート。前途洋々です」

 準優勝に終わった「U-18」日本代表は7日、大阪市内で解団式。別れを惜しむ選手を見ながら、高野連の関係者がこう言っていた。

 前夜、テレビ朝日が中継した「日本対米国」の優勝決定戦が、同時間帯でトップとなる18.6%(関東地区=ビデオリサーチ調べ)の高視聴率をマーク。過去に例のない高い注目を集めた代表メンバーは、1年生の清宮幸太郎(早実)を除いて、プロや大学、社会人とそれぞれの道を歩む。

 プロ志望届を出すのが決定的なのは7人。走攻守で躍動し、最優秀守備選手に選ばれたオコエ瑠偉(関東一)は日本ハムなどが1位指名を検討し、本人は「力があればメジャーにも行きたい」とメジャー志向を口にした。

「高校からメジャー挑戦しても、手を挙げる球団は出てくると思います」とは、米ナ・リーグのスカウト。日本のスカウトは「万が一」に戦々恐々だ。

 決勝戦で先発するなど日本のエースとして活躍した佐藤世那(仙台育英)は、「早大など複数の大学から誘いがあり、本人も進学を考えていた。今回の活躍で地元仙台の楽天をはじめ、複数球団が指名を検討。今大会で自信をつけたことで、プロ志向に傾いたようだ」(パ球団スカウト)

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • 野球のアクセスランキング

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    マエケンは「田中将大を反面教師に」…巨人とヤクルトを蹴って楽天入りの深層

  4. 4

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 5

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  1. 6

    侍Jで加速する「チーム大谷」…国内組で浮上する“後方支援”要員の投打ベテラン

  2. 7

    マエケン楽天入り最有力…“本命”だった巨人はフラれて万々歳? OB投手も「獲得失敗がプラスになる」

  3. 8

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  4. 9

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  5. 10

    辰己涼介は楽天と再契約が現実的…“コスプレ封印”で殊勝にアピールも、国内FA移籍は厳しい見立て

もっと見る

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    長瀬智也が国分太一の会見めぐりSNSに“意味深”投稿連発…芸能界への未練と役者復帰の“匂わせ”

  3. 3

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  4. 4

    元TOKIO松岡昌宏に「STARTO退所→独立」報道も…1人残されたリーダー城島茂の人望が話題になるワケ

  5. 5

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  1. 6

    西武にとってエース今井達也の放出は「厄介払い」の側面も…損得勘定的にも今オフが“売り時”だった

  2. 7

    立花孝志容疑者を追送検した兵庫県警の本気度 被害者ドンマッツ氏が振り返る「私人逮捕」の一部始終

  3. 8

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  4. 9

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  5. 10

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…