12球団一のチーム防御率も…巨人・菅野めぐり投手陣に異変

公開日: 更新日:

 図らずも巨人の不安が見えたのは、なんとか1勝1敗で乗り切った、先の阪神戦である。

 他球団スコアラーがこう言った。

「当初、阪神3連戦での巨人先発予定はポレダ、マイコラス、菅野の順だった。初戦が雨で流れた時点でポレダはリリーフに回り、予定通りに先発するマイコラス、菅野をバックアップするなどの総力戦に打って出ると見ていた。それが、2戦目はマイコラス、3戦目にはポレダが先発した。ポレダにとっては雨天中止の翌日ではなく、翌々日の先発に回るという難しい変則のスライド登板。そうまでしたのは、助っ人2人が阪神に相性がいいという以上に、結果的に先発ローテを1回飛ばされることになった菅野に対する信頼度の問題だと見ています」

 大一番と位置付けられた大事な首位阪神との直接対決で結果的にエースの先発が飛ばされた。次戦は中10日で15日の広島戦に登板予定。菅野は4位の広島をカモにしている。対戦防御率1.17はセ5球団との中で最も低い。CS争いのライバル球団をエースに直接叩かせるというのが表向きの理由だが、前出のスコアラーはそう見ていない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    2度不倫の山本モナ 年商40億円社長と結婚&引退の次は…

  2. 2

    日本ハムFA松本剛の「巨人入り」に2つの重圧…来季V逸なら“戦犯”リスクまで背負うことに

  3. 3

    FNS歌謡祭“アイドルフェス化”の是非…FRUITS ZIPPER、CANDY TUNE登場も「特別感」はナゼなくなった?

  4. 4

    「ばけばけ」好演で株を上げた北川景子と“結婚”で失速気味の「ブギウギ」趣里の明暗クッキリ

  5. 5

    「存立危機事態」めぐり「台湾有事」に言及で日中対立激化…引くに引けない高市首相の自業自得

  1. 6

    阪神異例人事「和田元監督がヘッド就任」の舞台裏…藤川監督はコーチ陣に不満を募らせていた

  2. 7

    (2)「アルコールより危険な飲み物」とは…日本人の30%が脂肪肝

  3. 8

    西武・今井達也「今オフは何が何でもメジャーへ」…シーズン中からダダ洩れていた本音

  4. 9

    阪神・佐藤輝明にライバル球団は戦々恐々…甲子園でのGG初受賞にこれだけの価値

  5. 10

    高市政権の物価高対策はパクリばかりで“オリジナル”ゼロ…今さら「デフレ脱却宣言目指す」のア然