ヤンキース田中が7回無失点で12勝目 自力V消滅危機救った
エース右腕が好調なライバル打線に立ちはだかった。
ヤンキースの田中将大(26)が13日(日本時間14日)のブルージェイズ戦に登板。7回を4安打無失点、無四球で12勝目(6敗)を挙げた。
4連敗阻止を託されて上がった今季4度目の中4日マウンド。懸念された右肘の影響などまるで感じさせなかった。序盤こそ甘く入った直球、変化球を捉えられて長打を浴びたが持ち前の好フィールディングを発揮。二回1死から6番ピラーに左中間への二塁打を許し、先制のピンチを招いたが、相手のリードが大きいと見ると、すかさず二塁に牽制。一度は「セーフ」のジャッジも、チャレンジの結果、判定は覆ってピンチを脱した。
これで自身の投球リズムを取り戻したのだろう。四回以降は3イニング連続で3者凡退に仕留めた。リーグトップのチーム本塁打(202)、同総得点(790)を誇る強打のブルージェイズを料理した。
チームは地区優勝を争うブルージェイズとの今回の直接対決でまさかの3連敗。前日のダブルヘッダー2戦目には延長戦を落とし、ゲーム差は4.5に広がった。この日の試合を落とせば、4年ぶりの地区優勝が危うくなっただけに、田中はチームの窮状を救ってみせた。