「真価は来年以降」 恩師・広岡達朗氏が語るホークス工藤監督

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 工藤は私が西武の監督就任1年目、82年に名古屋電機高からドラフト6位で入ってきた。私は「坊や」と呼んだこともあるんですけど、今でも坊やみたいな顔をしてますね(笑い)。

 高卒ながら、カーブはすでに完成品でした。手首の返し、体重移動と注文することはなかった。勝負度胸もあった。スタミナとボールの強さに課題はありましたけど、いろんな意味で「お利口」でしたから、二軍に置いたら手を抜いて遊ぶだろうと思って、高卒1年目から一軍に置いたんです。

 阪急の加藤(英司)や南海の門田(博光)といった強打者にも投げさせましたけど、だいたいは成功しました。日本ハムとのプレーオフ、私が初めて日本一になった日本シリーズにもリリーフで登板させました。

 3年目には、米1Aのサンノゼ・ビーズというチームに3カ月ほど留学させました。生存競争は日本よりも厳しい。向こうは這い上がるために必死でやりますから。精神的に大人になってもらいたいという気持ちでした。

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