「真価は来年以降」 恩師・広岡達朗氏が語るホークス工藤監督

公開日: 更新日:

 工藤は監督になって、「広岡さんの野球が基本にある」と言ってくれているようです。当時はランニング、投内連係と基本をみっちりやりましたけど、直接本人にああしろ、こうしろとはあまり言わなかった。コーチやトレーナーが一生懸命やってくれたからこそです。ただ工藤に限らず、投球で苦しんでいる時にはマウンドに行って「ストライクが入らんやつは辞めてしまえ」なんて、言っていました(笑い)。それで抑えたらしっかり褒めます。そうすることで選手に自覚が芽生えてくると思っていたからです。そういう中で野球をやって、工藤なりに消化したんでしょう。食事面などしっかり管理してくれる、いい奥さんをもらったのも良かった。

 監督就任1年目から優勝は立派です。ただ彼の真価が問われるのは、来年以降でしょう。

 今年は前任の秋山(幸二)がここまで選手を育てて土台をつくってきた。今年の優勝は秋山の「仕込み」が間違っていなかったということでしょう。選手としても、工藤さんはどんな野球をするのかと思いながら無心でやったと思うんです。

 今年、大差をつけて優勝したことで、選手たちが格好をつけたり、油断したりすると危ない。同じ人間がやることですから、そういうこともあり得る。来年は工藤をはじめコーチ陣が一生懸命やって、選手をしっかり締めることができるかどうかにかかってくるはずです。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「墓じまい」に悩むシニア 費用や遺骨の始末より問題になる「家族の愛憎問題」

  2. 2

    馬場典子アナの「人生の転機」は日テレ入社7年目“福澤一座”の旗揚げ公演の初舞台

  3. 3

    長崎でも高市首相はスカスカ挨拶…戦争責任「反省なんかしておりません」95年の発言がSNSで猛拡散

  4. 4

    八王子実践・河本ロバート監督「ライブや家族旅行も、事前に相談があれば休ませます」

  5. 5

    バナナマン日村が簡単に復帰できそうにない「もう1つの理由」…レギュラー11本抱える人気者のジレンマ

  1. 6

    ヤクルト「早すぎた続投宣言」の代償…池山監督の来季続投決定後に泥沼、投手陣も崩壊

  2. 7

    国害SNSを告発 森山裕・自民党前幹事長「高市おろし」キーマンに急浮上の裏…不快感に国境なし

  3. 8

    中居正広氏が熊本地震被災地を支援と報道 引退後も変わらないチャリティー精神と芸能界復帰の可能性

  4. 9

    高市早苗がナチス礼賛本に推薦文…「♪盟友ナチス♪」の高須克弥を持ち上げた安倍晋三にも共通する体質

  5. 10

    巨人ドラ1候補に花巻東・古城大翔が急浮上! 父はG戦士「振り向けば古城」、岡本和真の後釜育成急務