元アスレチックス「ビッグ3」マルダーが語る“苦手”イチロー

公開日: 更新日:

「彼は球をしっかりと捉えることができるし、ボール球も何度も打っていた。2ストライクと追い込んだ後、スプリットなどの変化球を投げても、左方向に打ち返された。この時は『おい、おい!』と思ったね。難しい球を逆方向に持っていく選手はメジャーでもそんなにいなかったからね」

――右翼手としてアスレチックス戦では何度も強肩を披露していました。

「(01年4月11日のアスレチックス戦での)レーザービームはよく覚えているよ。矢のような送球で(一塁走者の)テレンス・ロングを三塁で刺した時、僕は(三塁側の)ダッグアウト前に座って目の前で見ていた。あれはイチローからメジャーリーグへのあいさつだったね。『ヘイ、みんな覚えておけよ、俺はここにいる』とね」

――当時はイチローの顔を見るのも嫌ではありませんでしたか?

「対戦相手としても彼のプレーは見ていて楽しかったよ。彼は野球を少し変えたとも言える。(ボテボテのゴロを)安打にしてしまうから、うちの内野手たちは必死に走ってボールを追い、一塁に送球していた。彼の01年からの10年間は特に安定していたね」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    横浜・村田監督が3年前のパワハラ騒動を語る「選手が『気にしないで行きましょう』と…」

  2. 2

    文春が報じた中居正広「性暴力」の全貌…守秘義務の情報がなぜこうも都合よく漏れるのか?

  3. 3

    大の里&豊昇龍は“金星の使者”…両横綱の体たらくで出費かさみ相撲協会は戦々恐々

  4. 4

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  5. 5

    5億円豪邸も…岡田准一は“マスオさん状態”になる可能性

  1. 6

    カミソリをのみ込んだようなのどの痛み…新型コロナ「ニンバス」感染拡大は“警戒感の薄れ”も要因と専門家

  2. 7

    萩生田光一氏に問われる「出処進退」のブーメラン…自民裏金事件で政策秘書が略式起訴「罰金30万円」

  3. 8

    さらなる地獄だったあの日々、痛みを訴えた脇の下のビー玉サイズのシコリをギュッと握りつぶされて…

  4. 9

    参政党・梅村みずほ議員の“怖すぎる”言論弾圧…「西麻布の母」名乗るX匿名アカに訴訟チラつかせ口封じ

  5. 10

    辻希美“2億円豪邸”お引っ越しで「ご近所トラブル」卒業 新居はすでに近隣ママの名所