アジア選手権欠場も 体操内村の限界を延ばす“危機管理能力”

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 アジアの大会で勝っても意味はないということか。

 男子体操のロンドン五輪金メダルの内村航平(26)。昨14日にはアジア選手権(7月31日~8月2日、広島)への欠場を発表した。6月の種目別選手権に向けた練習中に鉄棒から落下し、左肩を痛めた。その後は治療とリハビリに努めて回復したものの、10月に世界選手権(英グラスゴー)を控えているため大事を取って出場を見送った。

 この日の内村は都内で行われた代表合宿に参加し、鉄棒は軽めの練習で終えたが、他の5種目はほぼ通常通りのメニューをこなした。

 内村によれば6月末にMRI検査を受けたところ、患部の異常は見つからず、診察したスポーツドクターからは「この状態であれば(20年の)東京五輪までできる」と5年先まで現役を続けられると太鼓判を押されたという。

 昨年5月にも僧帽筋(首から背中にかけての筋肉)を痛めるなど、肩周辺に不安を抱えていた。今年1月には、男子選手の寿命といわれる26歳となり、限界説もささやかれるようになったが、内村に体操界の定説は当てはまらないようだ。

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