J制覇、CWC4強で風雲急…広島森保氏「東京五輪監督」情報

公開日: 更新日:

広島は11年末、経営状況が悪化してペトロビッチ監督(現浦和監督)との契約延長を断念。OBの森保コーチ(当時)を監督に抜擢しました。これが大当たりして12年にJリーグ制覇。13年も常に優勝を争い、シーズン中にサッカー協会内で『五輪監督にふさわしい』という機運が高まり、13年の夏過ぎに就任要請が届きましたが、森保監督は『単独クラブで采配を振る方が性に合っている』と断ったという経緯があるのです」

■手倉森体制にも不安

 そこで次善の策として手倉森J1仙台監督(当時)にお鉢が回った。しかし、この手倉森監督というのが「能力が過大評価されている。五輪監督の器ではなかった」と、評価はイマイチ。

「08年にJ2仙台の監督に就任。2年目の09年にJ2を制してJ1昇格を決めた。東日本大震災でホームスタジアムなど甚大な被害に遭った11年に4位、翌12年には2位入り、13位に終わった13年シーズン終了後に五輪監督に就任した。戦力的にJ1中位レベルの仙台を優勝争いに導いたと評価されたが、11年と12年は『被災地、被災者のために』と選手たちが一丸となって奮起したからであって何も手倉森監督が機敏な采配を振るったわけでもなければ、絶妙な人心掌握術を発揮したというわけでもない。オヤジギャグを連発して悦に入っている手倉森監督は、23歳以下で構成される五輪代表選手たちのウケも悪い」(前出の記者)

 16年リオ五輪アジア最終予選は、中東カタールで来年1月12日に開幕する。手倉森監督で大丈夫か? 不安は尽きない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース佐々木朗希に向けられる“疑いの目”…逃げ癖ついたロッテ時代はチーム内で信頼されず

  2. 2

    ドジャース佐々木朗希の離脱は「オオカミ少年」の自業自得…ロッテ時代から繰り返した悪癖のツケ

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希「今季構想外」特別待遇剥奪でアリゾナ送還へ…かばい続けてきたロバーツ監督まで首捻る

  4. 4

    中日・中田翔がいよいよ崖っぷち…西武から“問題児”佐藤龍世を素行リスク覚悟で獲得の波紋

  5. 5

    西武は“緩い”から強い? 相内3度目「対外試合禁止」の裏側

  1. 6

    「1食228円」に国民激怒!自民・森山幹事長が言い放った一律2万円バラマキの“トンデモ根拠”

  2. 7

    “貧弱”佐々木朗希は今季絶望まである…右肩痛は原因不明でお手上げ、引退に追い込まれるケースも

  3. 8

    辞意固めたか、国民民主党・玉木代表…山尾志桜里vs伊藤孝恵“女の戦い”にウンザリ?

  4. 9

    STARTO社の新社長に名前があがった「元フジテレビ専務」の評判…一方で「キムタク社長」待望論も

  5. 10

    注目集まる「キャスター」後の永野芽郁の俳優人生…テレビ局が起用しづらい「業界内の暗黙ルール」とは