まさに駅伝さまさま 全国アベックVの世羅は就職率100%

公開日: 更新日:

 20日に行われた全国高校駅伝で世羅(広島)が男女で1993年の仙台育英(宮城)以来2校目となるアベック優勝を果たした。

 世羅は全国屈指の駅伝強豪校。男子は全国最多となる9度の優勝、女子は前年10位からの躍進で悲願の初優勝となった。

 同校は広島県の山あいにある人口約1万7000人の世羅町にあり、学校近くにある往復4.85キロのクロスカントリーコースがウリで、半世紀以上にわたって駅伝部員が練習し、地元のお年寄りが整備しているという。広大な土地を活用した練習環境は抜群だ。

 近年は海外留学生も受け入れ、2012年ロンドン五輪ではOBのビダン・カロキがケニア代表として男子1万メートルに出場した。同校の偏差値レベルは「県内では中の下」(関係者)というが、駅伝メンバーは来春、早大、青学大などに進学予定。就職実績も良い。高校3年生の就職内定率は10月で100%に到達したという。

 後援会と偽って寄付金を要求する振り込め詐欺が起こり、同校のホームページで注意喚起を行っているほどだが、なにはともあれ、駅伝さまさまである。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    ドジャース大谷翔平32歳「今がピーク説」の不穏…来季以降は一気に下降線をたどる可能性も

  2. 2

    高市政権の物価高対策はもう“手遅れ”…日銀「12月利上げ」でも円安・インフレ抑制は望み薄

  3. 3

    元日本代表主将DF吉田麻也に来季J1復帰の長崎移籍説!出場機会確保で2026年W杯参戦の青写真

  4. 4

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  5. 5

    京浜急行電鉄×京成電鉄 空港と都心を結ぶ鉄道会社を比較

  1. 6

    ドジャース佐々木朗希の心の瑕疵…大谷翔平が警鐘「安全に、安全にいってたら伸びるものも伸びない」

  2. 7

    【時の過ぎゆくままに】がレコ大歌唱賞に選ばれなかった沢田研二の心境

  3. 8

    「おまえもついて来い」星野監督は左手首骨折の俺を日本シリーズに同行させてくれた

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾