代表で香川が輝けないのはなぜ? 中村俊輔が“核心”を突く

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 サッカーファンなら、かねてから疑問を抱いているだろう。「どうして香川は日本代表では輝けないのか?」。

 日本代表DF長友佑都(29)から「ボクたち(代表選手)がドルトムントの選手のレベルに達していない」という意見を耳にしたこともあるが、本当にそうなのか。

 そこで、どうしても話を聞きたい選手がいる。日本代表で長らく背番号10の重責を担った横浜F・マリノスの司令塔MF中村俊輔(37)である。

 希代の名司令塔は「代表での香川は、やらなきゃいけないことが多過ぎる」とタメ息交じりに核心を突き、こう続けた。

「ドルトムントでの香川は、前線3人とボランチの2人でボールをポンポンと回せるし、そのままシュートにも持っていける。その連動性はレベルが高過ぎる。一方で代表での香川は『点を取らなきゃ』と考えるだけじゃなくて『ゲームメークもしなきゃ』とチームの土台部分も頑張ってつくっている。どうしても目立たず、点が入らない試合が出てくる。しかも現代表は1トップ。前に1人、サイドに1人しかいないので、誰かと連動しようとしても2人だけの関係に終わり、ゴールをダイレクトにお膳立てするチャンスも減ってしまう」

 香川の役割をもっとシンプルにする――。これが今後の日本代表のキーワードになるだろう。

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