高橋純と小笠原で好対照…ドラ1位新人2人に早くも課題

公開日: 更新日:

 一方、昨夏の甲子園優勝投手で「高校ナンバーワン左腕」といわれる中日ドラフト1位の小笠原慎之介(東海大相模)は、順調に自主トレメニューをこなし、13日に新人合同自主トレを打ち上げた。

「体力面は高橋と違って問題ないと思うが、課題は変化球だ」

 とは、前出のスカウト。

「小笠原は手が小さい上に器用さに欠ける。150キロ超のストレートと縦に落ちるチェンジアップはまだしも、横に変化するボールがないのがどう出るか。手が小さい投手といえば、ダルビッシュ有(現レンジャーズ)がいるが、高校時代からスライダー、カーブ、シンカーなどを駆使する器用さでカバーした。江川卓は、手が小さくて変化球はカーブしか投げられなかったと本人も言っていて、小笠原が目指すとすれば江川のようなスタイルだろう。もっとも、小笠原のストレートが江川クラスのキレと威力があればいいが、そこまで求めるのは酷だろう」

 どこまで投球の幅を広げられるかが小笠原の生命線になりそうだ。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    大手家電量販店の創業家がトップに君臨する功罪…ビック、ノジマに続きヨドバシも下請法違反

  3. 3

    落合監督は投手起用に一切ノータッチ。全面的に任せられたオレはやりがいと緊張感があった

  4. 4

    自民党総裁選の“本命”小泉進次郎氏に「不出馬説」が流れた背景

  5. 5

    「二股不倫」永野芽郁の“第3の男”か? 坂口健太郎の業界評…さらに「別の男」が出てくる可能性は

  1. 6

    今思えばあの時から…落合博満さんが“秘密主義”になったワケ

  2. 7

    世界陸上「前髪あり」今田美桜にファンがうなる 「中森明菜の若かりし頃を彷彿」の相似性

  3. 8

    三谷幸喜がスポーツ強豪校だった世田谷学園を選んだワケ 4年前に理系コースを新設した進学校

  4. 9

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  5. 10

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋