マグレの指摘…白鵬撃破の琴奨菊を見るプロのシビアな目

公開日: 更新日:

 相撲評論家の中澤潔氏は「言ってしまえばマグレです」と、こう話す。

琴奨菊も大関になるくらいだから、決して弱い力士ではない。それでも結果を残せないのは、好不調の波が激しすぎるからです。どんな相手にも通用するのならば、がぶり寄りだけの一芸力士でもいいでしょう。しかし、琴奨菊は調子が悪い時は得意技ですら、まるで通用しない。常に70%の力を出せないと大関は務まらない。この日の取組に限って言えば、年齢的に衰えの目立つ白鵬に対し、たまたま好調が続いている琴奨菊が当たっただけ。次の春場所で、同じことをもういっぺんやってみろ、と言いたいくらいです」

 負けた白鵬は「ちょっと立ち合いが合わなかった。でも、全然残せると思ったんだけどね」と、ポツリ。それが本当ならば衰えは忍び寄っているのだろうが、だからといって琴奨菊が急に強くなったわけではない。

 過度な期待はせず、半信半疑で応援するくらいがちょうどいい。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    「NHKの顔」だった元アナ川端義明さんは退職後、いくつもの不幸を乗り越えていた

  2. 2

    永野芽郁の「文春」不倫報道に噛みついたGACKTさんは、週刊誌の何たるかがわかっていない

  3. 3

    前田健太「ドジャース入り」で大谷との共闘に現実味 日本復帰より「節目の10年」優先か

  4. 4

    元NHK岩田明子は何をやってもウケない…コメントは緩く、ギャグはスベる、クイズは誤答

  5. 5

    ウクライナ出身力士 安青錦がすべてを語った…単身来日して3年、新入幕で敢闘賞

  1. 6

    小田和正「77歳の現役力」の凄み…現役最年長アーティストが守り続ける“プロ意識”

  2. 7

    奥さんが決断してくれた…元大関の小錦八十吉さん腎臓移植を振り返る

  3. 8

    今思えばゾッとする。僕は下調べせずPL学園に入学し、激しく後悔…寮生活は想像を絶した

  4. 9

    のんを襲った"後輩女優の二股不倫報道"の悲劇…カルピスCMめぐる永野芽郁との因縁

  5. 10

    Mrs.GREEN APPLEとディズニーのコラボに両ファン懸念…売れすぎた国民的バンドゆえの"食傷感"