大阪国際Vでリオ確実も…福士加代子を待つ本番レースの壁

公開日: 更新日:

 陸連の酒井勝充強化副委員長は「派遣設定記録を破り、非常に評価できる。福士、竹中、重友、加藤の4選手が積極果敢にいってくれた。前半からハイペースで刻んでいかないと、世界で戦えない」といったが、その通りだろう。

 この日解説したシドニー五輪金メダルの高橋尚子さんは、五輪本番前は、5キロのラップを男子並みの15分50秒にするため練習を積んでいた。五輪で金を取り、翌年のベルリンマラソンでは、女子初の20分切りで2時間19分46秒の世界新記録(当時)で優勝した。このぐらいの選手だから自分でレースをつくり、最後にライバルを振り切ることができるのだ。あと6カ月とちょっとで、それを福士に求めるのはあまりに酷だろう。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    【広陵OB】今秋ドラフト候補が女子中学生への性犯罪容疑で逮捕…プロ、アマ球界への小さくない波紋

  2. 2

    横浜高では「100試合に1回」のプレーまで練習させてきた。たとえば…

  3. 3

    健大高崎158キロ右腕・石垣元気にスカウトはヤキモキ「無理して故障が一番怖い」

  4. 4

    中居正広氏「秘匿情報流出」への疑念と“ヤリモク飲み会”のおごり…通知書を巡りAさんと衝突か

  5. 5

    広陵・中井監督が語っていた「部員は全員家族」…今となっては“ブーメラン”な指導方針と哲学の数々

  1. 6

    前代未聞! 広陵途中辞退の根底に「甲子園至上主義」…それを助長するNHK、朝日、毎日の罪

  2. 7

    渡邊渚“初グラビア写真集”で「ひしゃげたバスト」大胆披露…評論家も思わず凝視

  3. 8

    中居正広氏は法廷バトルか、泣き寝入りか…「どちらも地獄」の“袋小路生活”と今後

  4. 9

    あいみょんもタトゥー発覚で炎上中、元欅坂46の長濱ねるも…日本人が受け入れられない理由

  5. 10

    あいみょん「タモリ倶楽部」“ラブホ特集”に登場の衝撃 飾らない本音に男性メロメロ!