抜群の費用対効果 日本ツアー「アジア開催」メリット多し

公開日: 更新日:

【レオパレス21 ミャンマーオープン】

 宋永漢(24=韓国)が優勝したSMBCシンガポールオープン、S・ノリス(33=南ア)が勝ち、矢野東(38)が2位と健闘したレオパレス21ミャンマーオープン。2週続けてアジアンツアーとの共催で幕を開けた今季の日本ツアー。試合数の帳尻合わせともいわれたが、フタを開けてみればメリットがよくわかった。

 SMBCもレオパレス21も日本の企業だが、海外の新規大会開催に名乗りを上げたのも、日本で大会を主催するよりも安上がりだったのだ。

 通常、国内大会の場合、1週間会場を借り切り、ギャラリースタンドやスコアボードなどの設置から、スタッフの人件費、ギャラリーバスの運行など、賞金総額の2倍の経費がかかるといわれている。男子大会の場合、賞金総額は1億5000万円が多い。つまり、3億円も経費がかかるわけだ。だが、費用対効果が見込めるならいいが、人気低迷にあえぐ男子プロはギャラリー数が少なく、テレビ中継も視聴率が低迷とうまみが少ないため、スポンサーのなり手が少ない。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    巨人がソフトB自由契約・有原航平に「3年20億円規模」の破格条件を準備 満を持しての交渉乗り出しへ

  2. 2

    巨人が李承燁コーチ就任を発表も…OBが「チグハグ」とクビを傾げるFA松本剛獲得の矛盾

  3. 3

    NHK朝ドラ「ばけばけ」が途中から人気上昇のナゾ 暗く重く地味なストーリーなのに…

  4. 4

    日吉マムシダニに轟いた錦織圭への歓声とタメ息…日本テニス協会はこれを新たな出発点にしてほしい

  5. 5

    巨人正捕手は岸田を筆頭に、甲斐と山瀬が争う構図…ほぼ“出番消失”小林誠司&大城卓三の末路

  1. 6

    「おこめ券」でJAはボロ儲け? 国民から「いらない!」とブーイングでも鈴木農相が執着するワケ

  2. 7

    SBI新生銀が「貯金量107兆円」のJAグループマネーにリーチ…農林中金と資本提携し再上場へ

  3. 8

    阿部巨人に大激震! 24歳の次世代正捕手候補がトレード直訴の波紋「若い時間がムダになっちゃう」と吐露

  4. 9

    ドジャース首脳陣がシビアに評価する「大谷翔平の限界」…WBCから投打フル回転だと“ガス欠”確実

  5. 10

    「ばけばけ」苦戦は佐藤浩市の息子で3世俳優・寛一郎のパンチ力不足が一因