ヤクルト荒木の“お守り”は「生まれ年の5円玉」

公開日: 更新日:

「僕にとってのお守りなんですよ」

 こう言うヤクルト荒木貴裕(28)が肌身離さず持っているのは昭和62年に発行された「5円玉」。荒木が生まれた年に製造されたものだ。

「去年の年明けに、知り合いの人から『お年玉だよ』と言われてもらったものです。袋を開けてみたら、自分の生まれた年の5円玉だったので、これも何かの縁かな、と思って使わずにずっと持っています」

 荒木は小学校から大学まで、すべてでキャプテンを務め、近大4年時の日米大学野球選手権では、日本代表の主将に指名された。

「この5円玉は、自分と同じ月日を歩んで、いろんな人のところを巡り巡って自分のところにたどりついたわけですからね。僕自身、それぞれの時代で、指導者をはじめ、多くの方々と出会いがあったから今がある。『一期一会』を大事にしたいという気持ちは常に持っていたい」

 昨季は、自己最多となる73試合に出場。内野手登録でありながら、外野守備にも果敢にチャレンジし、優勝に貢献した。チームに必要不可欠な「バイプレーヤー」だ。

「試合数、成績、すべてにおいて去年よりもチームに貢献したいと思っています。出番がきた時は、そのチャンスを生かせるように、キャンプを通じてしっかり準備していきたいです」

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    高画質は必要ない? 民放各社が撤退検討と報じられた「BS4K」はなぜ失敗したのですか?

  2. 2

    気温50度の灼熱キャンプなのに「寒い」…中村武志さんは「死ぬかもしれん」と言った 

  3. 3

    広陵暴力問題の闇…名門大学の推薦取り消し相次ぎ、中井監督の母校・大商大が「落ち穂拾い」

  4. 4

    巨人阿部監督はたった1年で崖っぷち…阪神と藤川監督にクビを飛ばされる3人の監督

  5. 5

    (4)指揮官が密かに温める虎戦士「クビ切りリスト」…井上広大ら中堅どころ3人、ベテラン2人が対象か

  1. 6

    U18日本代表がパナマ撃破で決勝進出!やっぱり横浜高はスゴかった

  2. 7

    日本ハム・レイエスはどれだけ打っても「メジャー復帰絶望」のワケ

  3. 8

    志村けんさん急逝から5年で豪邸やロールス・ロイスを次々処分も…フジテレビ問題でも際立つ偉大さ

  4. 9

    佐々木朗希いったい何様? ロッテ球団スタッフ3人引き抜きメジャー帯同の波紋

  5. 10

    (2)事実上の「全権監督」として年上コーチを捻じ伏せた…セVでも今オフコーチ陣の首筋は寒い