中国戦勝つのみ なでしこ佐々木監督は“宮間外し”できるか

公開日: 更新日:

 自分自身のことを感覚派と呼ぶ澤と違って、理詰めで試合を語れるタイプ。実際、試合前に対戦相手の分析、対処方法をチームメートに伝授するのは宮間だし、試合中も周囲の選手にポジショニングの指示を出し、交代選手に「あの選手の裏のスペースを突いて」など具体的なアドバイスも送るのも宮間の役回り。佐々木監督の信頼は澤以上だった。だから宮間自身が衰えた分、そのままチーム力の低下に直結。これが五輪予選の大苦戦を招いた。

 勝ち点3獲得が最重要課題だった韓国戦。1─1で試合終了の笛が鳴った瞬間、いつもポーカーフェースの宮間が、顔を歪めながら両手を両ヒザの上に置き、精根尽き果てた風情でうなだれた。

「予選初戦のオーストラリア戦、2戦目の韓国戦ともに、宮間は先発フル出場しましたが、韓国戦など後半に入ると『宮間の調子が悪過ぎる。選手交代でベンチに下げるのは、まず宮間ではないか』と思わずにはいられませんでした」(サッカージャーナリスト・六川亨氏)

 残り3試合、佐々木監督に「宮間を外す勇気があるか?」――。

日刊ゲンダイDIGITALを読もう!

  • アクセスランキング

  • 週間

  1. 1

    今オフ日本史上最多5人がメジャー挑戦!阪神才木は“藤川監督が後押し”、西武Wエースにヤクルト村上、巨人岡本まで

  2. 2

    ヤクルト村上宗隆の「メジャー契約金」は何億円?

  3. 3

    ドジャース佐々木朗希もようやく危機感…ロッテ時代の逃げ癖、図々しさは通用しないと身に染みた?

  4. 4

    ロッテ佐々木朗希は母親と一緒に「米国に行かせろ」の一点張り…繰り広げられる泥沼交渉劇

  5. 5

    吉沢亮「国宝」150億円突破も手放しで喜べない…堺雅人“半沢直樹ブーム”と似て非なるギャラ高騰の行方

  1. 6

    「SIAM SHADE」DAITAがメンバー4人を提訴報道…人気バンドを巡る金銭問題と、「GLAY」は別格のワケ

  2. 7

    日本ハム最年長レジェンド宮西尚生も“完オチ”…ますます破壊力増す「新庄のDM」

  3. 8

    陰で糸引く「黒幕」に佐々木朗希が壊される…育成段階でのメジャー挑戦が招く破滅的結末

  4. 9

    ドジャース佐々木朗希にリリーバーとしての“重大欠陥”…大谷とは真逆の「自己チューぶり」が焦点に

  5. 10

    《あの方のこと?》ラルクhydeの「太っていくロックアーティストになりたくない」発言が物議