「全体的に良かった」 ヤンキース田中が術後初マウンド
日本人右腕2人が上々のスタートを切った。
まずは右肘手術からの復活を目指すヤンキース・田中将大(27)。6日(日本時間7日)のフィリーズとのオープン戦(フロリダ州クリアウオーター)に初先発。2回2安打無失点、2奪三振、1四球だった。
昨季終了後に右肘骨片(通称ねずみ)の除去手術後の実戦初登板は初回をわずか8球で3者凡退に仕留める。二回は4、5番に連打を浴びながら6番ルイーズを三ゴロ併殺。後続を四球で歩かせたが、最後は8番ラフを変化球でバットに空を切らせてピンチを脱した。
昨年10月6日のアストロズとのワイルドカードゲーム以来となる実戦マウンドを踏んだ田中は「全体的には良かった。走者を背負った場面で、出力を上げたい時に腕を振って投げられた。去年よりもいい」と手応えを口にした。
複数の米メディアによれば、直球の球速は1イニング目こそ141キロ止まりだったが、二回には148キロをマーク。2年連続で有力視される開幕投手に向けて、ここまでは順調なようだ。